タバコの花

タバコの花が咲いていた。植物は花を咲かせて実をつけて子孫を残そうとするが、栽培されている植物はそうはさせてもらえない。タバコは葉を目的に栽培されているので、花は咲く前から摘み取られてしまう。
葉タバコは、風を嫌うそのためくぼ地が適地らしい、さらに周りを防風ネットや竹や雑木などの垣根状態にしてある。
収穫時期は、暑い時期と重なり重労働だ。それで朝早くから作業を始め、昼間は、昼寝で体を休め夕方というか日が沈みかけのころまた収穫、夜は選別と乾燥と重労働と多くの人員が必要で大家族でないと出来ないような仕事だ。
タバコの花

呼子周辺の東松浦半島を上場(うわば)大地という。別名、佐賀県のチベットとも呼ばれている。
この辺は昔からタバコの栽培が盛んで、専売公社のころは、栽培農家はもっと多かったし、もっと儲かっていた。毎年海外旅行に行っているとか聞いていた。JTになってからかどうかは分からないが、査定も厳しくなり値段も下がり栽培農家も少なくなってきた。抱き合わせのようなことも(JT商品を押し付け販売)やっているようだ。
公取が聞けば問題になるかもしれないことだ。

ある時、仕事でたばこ栽培農家に寄った時、玄関先に箱入りのドリンクが数箱置いてあった、「たくさん買い込みましたね!」と言うと、「いや、買わされたとたい」と、つまり話を要約すると、JTが売っているドリンク類を半ば強制的に(こういういい方は、訴えられるかな?)売りつけているようだ。

いくら実績が欲しいからといえ、上位にあるものにお願いされたら断れないだろう。困ったものだ。

タバコの花」への2件のフィードバック

  1. たばこの花はつぼみの前から摘んでしまうのですか。知りませんでした。ということはこの写真は貴重ものですね。私はまだ喫煙してますが還暦を機会に現在禁煙努力中です。農家の方々も大変だと察します。

  2. 畑の端に残っていたのか、残してあるのか分かりませんが、数本ありました。
    今年は天候もよく品質数量とも期待ができるそうです。

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