ブルートレイン

とうとう無くなってしまった。という感じだ。学生時代、盆と正月それに春休みは必ず帰省していたがそのときは必ず寝台列車だった。「あさかぜ」「みずほ」他もあったかな。思い出せない。

昼間は3人がけのシートになり、夜になると3段ベットになっていた。夏は冷房が効きすぎで寒く、冬は暖房が強く暑かった。東京から博多まで何時間かかっていたのだろう。帰省のときはやはりだんだん九州に近くなってくると気持ちがなんとなく嬉しくなってくるというか、生まれ育った田舎とは、そんな気持ちを与えてくれる。

逆に東京へ向かうときは、いつも富士山が見えてくるとある種の日本人的な喜びなのか、気分が高揚してくる。

切符を取るのに始発電車で出かけ切符売り場に並んでいつも買っていた。先輩に教わり四谷の駅が取りやすいとかいうことでいつも四ッ谷駅で切符を買っていた。

自分の体とギターは、かなりの距離を旅したことになる。いつも混む日程だったのでギターを抱えて苦労したのを思い出す。

これからは、飛行機か新幹線だ。時間短縮の恩恵の裏に気持ちのゆとりを失っていっているのかもしれない。今の時代私にとってあまりにも早すぎだ。もう少しゆっくり変化してほしい。時代の変化にどれだけの人がついていっているのだろう。

もう少しゆっくり変化する時代はもう来ないかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です