LED照明製作 No.3 – 放熱板、組み立て、消費電力は?

高出力LEDは発熱が大きいので放熱を考慮しないとLEDが壊れたり寿命が短くなったりするので放熱板を取り付ける。

市販の0.3mmのアルミ板を加工して本体へ貼り付ける。この薄さだとはさみで簡単に切り取ることができるし、カッターで傷をつければ折目もきれいにつけることができる。

まず紙で形を作ってそれを台紙にしてアルミ板を切り取っていく。放熱効率を上げるため何箇所もはさみを入れる。

カッターで折り目をつけ折り返して放熱板の出来上がり。これをたくさん本体に貼り付けました。本体にも30mmくらいの穴を5個ほど開けて通風をよくしてさらに放熱効果アップ。

放熱版

放熱版

放熱版

放熱版

とりあえずこれで完成。ここでストレステスト。長時間の点灯試験を行うことにします。
消費電力の測定と発熱による温度上昇がどの程度あるかを確認するために。

消費電力の測定:これは予想より大きかった。1時間点灯して25W。予想は20Wだったので予想を少しオーバーした。LEDは予定通りの消費電力だが、電源の効率がちょっと悪かったようだ。

温度:LEDを取り付けている器具の鉄板は、51度まで上昇した。これくらいだったら問題ないだろう。

ということで完成です。実際の部屋での使用感を確認しました。

自作LED照明完成

自作LED照明完成

改造前の照明

改造前の照明

まぶしいのでカバーをつけようと思ったがかなり暗くなったのでカバーなしで完成とします。カバーをつけるならLEDの数をもっと多くしないといけない。

明るさは少し暗いくらいでなんら問題ない。本も読めるし楽譜も読める。すばらしい。

長所:照明器具が軽くなる。省エネ。寿命が長い(たぶん)

欠点:少し暗い(LEDを増やせば改善できる)。天井へ光が当たらないので明るさ感がより低い。カバーをつけなかったので影がおかしい。つまり点光源なので何重にも影ができる。高額。1日8時間使ってこの投資額を回収するには約3年半かかる。逆に言えば3年半で元が取れる。
自分の部屋では使用時間が短いので元は取れないでしょう。

影

影

これからはもっと電気料金が高くなるだろう。他人が取り付けた太陽光発電の余剰分を電力会社が高額で買い取る費用も利用者が負担しないといけないのだから。

98Wが25Wへ約1/4となったのだから店舗の照明をLEDにしたらかなりの節電になる。投資が必要だし店舗なので見栄えもよくなくては、自分の部屋用のように妥協できないので。

ちょっと考えて見ますか。

LED照明製作 No.3 – 放熱板、組み立て、消費電力は?」への1件のフィードバック

  1. LED照明欠点の追加
    しばらく使って演色性があまりよくない。
    最近よく使われる蛍光管は発色がいい。肌色などもきれいに発色する。
    それに比べたらまだLED照明の発色はよくない。
    今回使ったLEDは白色と表示され、色温度は、4600~5600Kとなってる。ほかには、電球色、色温度は記載がないが3000Kくらいか。
    発色、これがこれからのLED照明の改善点と思う。

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